土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
大切なスーツやジャケットが虫に食われてしまった・・・
しかもよりによって目立つところに・・・
もしかしたらそんなお悩みがあるかもしれません。
本来はそうならないように日頃からケアしてあげるのがベストではあります。
風通しを良くして、防虫剤を設置する。
詰め込み過ぎずに定期的に整理整頓するとかです。
とはいえ、なってしまったものはどうしようもありません。
今そこにある現実を受け止めなければなりません。
そこでどうするか?
方法は二つ。
・退役させる
・補修する
この2択しかないわけですね。
そして補修を選択するのでしたらどうするのがよいでしょうか?
その選択肢の一つがかけはぎです。

ビフォーの画像を取り忘れてしまったので、アフター画像です。
ラペル部分の虫食い部分を四角く切り取ってそこに補修用として保管してあった生地を当て込み、一本ずつ手間をかけて揃えていきます。
こうすることでよーく見るとその四角いところがわかりますが、よほど注目しない限りは分からないでしょう。
非常に手間がかかる補修作業ですが、このような手法でよみがえらせるという手があるよってことです。
このかけはぎは生地やアイテム、その場所と大きさ、そして時期によってコストも納期も大きく変動します。
あとはその職人さんのテクニックによっても仕上がりに差がでてしまうところでもあります。
かけはぎという言葉は聞いたことがあるけど、実際どんなものなのかがわかれば幸いです。
ココアッソでも取次もしていますので、お悩みでしたらお気軽にご相談くださいね。
土方 洋
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