ターナー(土方)です。

ボクは恵比寿でオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

 

今回は改めて基本的なスーツのパーツ名を理解しておきましょう。

特段覚えなくてもいいですよ。

スーツ屋さんに行ったときに思い出してもらえればいいと思います。

 

  • 今回はジャケット編

難しい説明付けちゃうとやたら長くなりますから簡単にいきますよ!

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今回はジャケット編です。
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まず、エリは上衿(カラー)、下衿(ラペル)、そのつなぎ目をゴージ、社章などをつけるところをフラワーホールといいます。あと、衿にポチポチ入れているのが機械式でAMFステッチ、手作業だとハンドステッチ。
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胸ポケット、こういう船型をバルカポケットといいます。英語で言えばボート、つまり小船ってこと!
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腰ポケット、そのフタのことをフラップと言います。日本語で雨避けともいい、タキシードなどのフォーマルでは付けないのです。外を歩かないからね。
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ポケットの端の止めのところをカンヌキと言います。これはD型なのでDカン止めといって、負荷をうまく分散させることを目的にしているのです。ちなみにポケットの縁を玉縁といって、一般的には上下にあるので両玉、片側一方にしかなければ片玉と言います。
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後ろ姿の表現方法として、S字ラインと呼びます。背骨のS字に沿うように作るとセクシーに見えるからですね。
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ちょっとマニアックなパーツ名。スーツは通常3枚のパーツに分かれます。前身頃、後見頃、そしてわきの下の部分を細腹と言います。
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もうご存知、お尻のスリットをベントと言います。センターならベント、サイドなら複数形でベンツ。ちなみにフォーマルではノーベントなのです。
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フロントのカットのデザイン。これは大きくカットしている通称カッタウェイフロント。ナポリなテイストっぽいでしょうか。よくモードと言われるスタイルでは直線的なスクエアカットなんてのもあります。
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袖釦は開くようにするのが本切羽(セッパ)、ダミーの開かないのが空き見せ。最近は袖釦は重ねるのがオススメ。これを通称ナポリ風ボタンなんて言います。
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内ポケットです。表地を付け足しているのがイタリアン台場なんて言われています。継ぎはぎなく作るのが本台場。あのお台場がネーミングの由来なのです。その下にある小さいポケットがペン刺し。
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内側の左側のみにあるのがタバコポケットといいます。タバコの箱が丁度入る大きさになっています。フリスク入れにどうぞ。

これ以外にもパーツの呼び名が沢山あります。

また一つ一つ説明するのも大変なので・・・

ということで、これくらいを知っておけば大丈夫でしょう!

もっともっとコアなことが知りたくなったのならば、ボクの過去記事で色々書いています。

ジャケットの記事色々

沢山ありますから、お暇なときにどうぞー!

それでも物足りない時は、恵比寿に遊びにいらしてくださいね!

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土方 洋

「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。